ご当地『B級』カクテル
ここ数年、価格が庶民的で、かつ、気軽に手が届き、味も楽しめる料理がブームとなっている
いわゆる、『B級グルメ』と呼ばれているものである
長引く不況で低迷する日本経済。なかでも、とりわけ地方の各市町村
町が一丸となり、地域の活性化、つまり『町おこし』を行うことによって生み出される経済効果
まさに不況の現代社会から生まれたグルメである
そこで、我々墨田区も東京スカイツリーという
確実に経済効果をもたらす産物にあやかるため
みんなが喜び、楽しみながら飲めるといった
ご当地『B級』カクテル
というもの作ることにより、墨田区の中小企業、飲食店の経済効果をもたらしたいと思う
そこで、この『B級』について、お話ししたい
ここ数ヶ月、スカイツリーカクテルを決めるのに、四苦八苦している中
ふと、下町で親しまれている飲料とは何か、を考えていた所
お祭りの屋台で昔ながらの『ラムネ』が氷水の中に売られているのを見つけた
何年か、いや、何十年かぶりに飲んでみることにした
なんだか懐かしい味が、幼少時代を思い出させてくれた
当時、駄菓子屋に売られていたラムネは子供のおこづかいでも買える値段であった…
そこで、ラムネについて調べてみると
今回の地域を活性化するためのヒントが、いくつか含まれていることに気づいた
① 東京三大ラムネの一つに墨田区のラムネ工場がある
② ラムネは大企業では作れないという規定がある。作れないとというと誤解があるが
すなわち、中小企業が生産・販売をし、大企業は控えてほしいという規定である
http://www.e-drink.jp/
③ エコがとりざたされるなか、ラムネの瓶は100%リターナブル瓶である
などなど、まさにラムネを使用する以外、何を使えと言わんばかりの、もってこいの商品ではないか
少し話がそれてしまったが
ラムネについて
ある番組で、こんな話をしていたので、紹介したい
「A玉になれなかったB玉物語」
皆様の知っているとおり、ラムネの瓶の中に入っている「玉」があります
あれって、傷がはいってちゃいけないんですね
傷のない完璧な状態の「玉」
それが「A玉」なのです
そして、「A玉」になれなかったものが
世に言う「B玉(ビー玉)」になったそうです
言いたいのは
傷ものであっても、A玉になれなかった、落ちこぼれのB玉(ビー玉)の方がメジャーになって
みんなの親しみのある存在になっている
みんなが皆『A玉』になりたいと思っている世の中
何かにあせっている世相
そんななか
A玉から外れてしまった者たち(『A』ssociationに属してなかったり)
だから、下町カクテルは、がむしゃらでかっこ悪くたっていいんじゃないのかな
誰が飲むのか?を一番に考え
そのカクテルが地域の活性に生かせれば良い思うし
夏季には出荷数は多いが、冬季には減ってしまうラムネ
冬にももっと出ればラムネ工場も潤うのではないか
過去のスタンダードカクテルに習い
例えば、『キューバリブレ』『モスコミュール』
これらは、『B級』の中から生まれた『A級』カクテルではないでしょうか
なぜ、「コーラ」「ジンジャーエール」は『A級』でラムネが『B級』なのか
『B級』のなかに真の『A級』を見つける事が出来れば、きっと世に残るカクテルが出来ると思う