フランス&カリブ研修~Rhum J.M~
Posted On 2015年4月2日
By 店長
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マルティニーク島北部に位置する「J.M」蒸留所です。
この地域は雨が多いと言われてサトウキビも育つと言われています。
創建者のジーン・マリー・マーティンの頭文字から「J.M」ラムと名づけられています。
1845年からマルティニーク島でラムを生産しています。
アグリコール製法で生産され、AOCの厳しい生産管理規定(12種類のサトウキビ)に則って生産。
12種類の中、3種類を使用していると説明を受けました。
J.M蒸留所は、マルティニーク島で唯一、原料のサトウキビを全て自社畑でまかなっています。
アグリコール製法では、いかにフレッシュなサトウキビジュースを用いるかが非常に重要です。
蒸留所の周辺に自社サトウキビ畑あるため、収穫後1時間以内に破砕が完了します。
23000リットルの発酵槽の中に約20キロのイースト菌を投入(24時間発酵)します。
発酵温度は23度まで上げ、熱くなったら空気で冷ますという、
他の蒸留所とは違い冷却装置が付いていません。
アロマを可能な限り残すため、蒸留は全て70%までに限定。
ノンアルコールの部分を最低でも30%は残すようにしています。
また、蒸留したラムを2週間に1度ずつ下げ約6ヶ月かけて、
アロマを逃がさないようにゆっくりと度数を下げていきます。
アロマにこだわっている蒸留所なので、サンプルも多数あります。
貴重なラム&シュラブも試飲させてもらいました。
マルティニーク島の「J.M 蒸留所」でした。