フランス&カリブ研修 ~NEISSON蒸留所~
マルティニーク島の蒸留所の中で最も古い蒸留所でもある「NEISSON蒸留所」です。
家族経営でていねいに高品質のラムを生産しています。
蒸留所は2月~6月まで稼動しています。
勿論、蒸留所はサトウキビ畑直結です!
収穫量の1/3は手作業により収穫され、すぐに積送されてフレッシュな状態で破砕。
動力源のボイラー。
サトウキビを粉砕しジュースを作ります。
発酵槽へサトウキビジュースを投下。
ネイソン蒸留所は特別のイースト菌を使います。他の蒸留所は、ほとんどパンに使うイースト菌でした。
発酵には3日かけます。
温度とアルコール度数を計ります。
銅製の蒸留機です。
熟成庫へ移動。
ネイソン蒸留所の貯蔵庫の床には「ZEPOL KARE」と書かれています。
クレオール語「四角い肩」といい、ネイソンブランドに通じるボトルの形と、この地域での謂れの一つでもある、
四角く大きな男性の背中を意味し、「憧れ」や「女性に人気」「働き者」などの意味も含んでいるみたいです。
ネイソンではブランのボトリングは自社で行います。
ラベルを貼ります。
箱詰め。
お楽しみの試飲です。
ネイソン蒸留所は、マダムが所長さんです。
ネイソンには様々なアルコール度数のブランのラインアップがあります。
この52.5%のボトルは蒸留所近郊(チュベール)で獲れる糖度の高いサトウキビ(品種・ブルーケイン)
だけを用いて作られた、いわゆるプレミアム・ブランで、加水も段階的に行うというこだわりです。
蒸留したままの度数70%でボトリングされているスーパー・プレミアム・ブラン。
枝が5枝に分かれている“LELE(レレ)”という木があり、このレレを使って“ティポンシュ”をいただきました。
マルティニーク島、北西の海沿いに建つ「NEISSON」蒸留所でした。