氷の勉強会
浅草文化観光センターの会議室で行われた「氷」の勉強会へ行ってきました。
前回のフルーツカッティングに続き、NBAの浅草支部、技術副部長の錦糸町「A♭」中山君の主催です。
浅草支部長の挨拶から始まり、
製氷大野屋さんをお招きして、「純氷」の製造工程を勉強させていただきました。
水道水を使いろ過することにより不純物を取り除き、アイス缶と不凍液を使い48~72時間かけてゆっくりと作られます。
これが私たちが普段使っている「純氷」といわれるものです。
これに比べ、天然氷は自然の力で作られる氷で日本にしかない文化だそうです。
現在は、栃木県の日光や埼玉県など全国で3ヶ所でしか作られていないみたいです。
今回協賛していただいた「キリン・ディアジオ」さんの「ジョニーウォーカーブラックラベル」で飲み比べてみます。
天然氷は冷たくて解けにくいので、瞬間的に液体を冷やし、かつ、水っぽくならないため風味がしっかりと生きています。
ただ冷やせばいいものでなく、
たとえば、冷凍庫でウイスキーを冷した場合、たしかに飲みやすくはなるのですが、本来の風味が飛んでしまいます。
冷やしながら冷やしすぎず、水っぽくさせない。
このような難しい技法を、天然氷を使用するだけで可能にさせてくれます。
自然の力を感じました。
氷屋さんの作る「純氷」もゆっくり時間をかけて作られるので、固く絞まっています。
バーにとって、切っても切り離せない「氷」の世界を勉強でき、有意義な時間を過ごせました。
今回お招きいただいた、NBA浅草支部の皆様、この場をお借りしてお礼申し上げます。
ありがとうございます。勉強になりました。