アルマニャックの「時間」
Posted On 2010年9月16日
By 店長
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バロン・ド・シゴニャック20年 700ml 40%
アルマニャック地方には、ある日シゴニャック男爵が自分の酒蔵の従来の時計をすべて取り外してしまった
という伝説があります。アルマニャックがどのように成熟するのかという謎に夢中になり、奇妙な時計を作らせました
その時計の文字盤は12でなく10に分割されていました
1秒は1年になり
長針は10年に1度しか進まなくなり
時間を指す短針は1世紀を指す針になりました…
シゴニャック男爵はとうとうアルマニャックの謎と化したのです…
伝説はによると、シゴニャック男爵はさらに年月が経つにつれ、時計を使わず 自分の味覚
だけでアルマニャックの熟成年を当てられるようになったといわれています
そしてもう誰も従来の時計のネジを巻こうとはしませんでした
シゴニャック男爵はアルマニャック地方の人々の記憶の中に今も生きているのです
アルマニャックは、よく“男性的で力強い”とイメージされますが
この男爵は20年もの歳月を経て、幾重にも重なり合う香りのハーモニーを醸しだす
ゆっくりと長く残る余韻が印象的な、時間を忘れさせてくれる“極上の一杯”である