U.K 研修㉜~Springbank Distillery~
予約した見学ツアーの時間になったので蒸留所に向かいます。
ビジターセンターで開始まで待ちます。
年代物がずらりと並んでいます。
早速、ツアー開始です。
と言っても平日の昼間なので私一人の何と贅沢な貸切ツアーでした。
以前訪れた、スペインのカバァの醸造所も一人だったので、この時期は良いですね!
フロアモルティングを100%自社で行うという稀有な酒造りを続けている蒸留所です。
洒落も効いてますね!
発芽した大麦を乾燥させることで、大麦麦芽(モルト)がつくられます。
ヘーゼルバーン・スプリングバンク・ロングロウ
それぞれ乾燥時間が異なります。
次に、麦芽を粉末状に挽き、糖化槽(マッシュタン)に入れ、熱湯を注ぎ麦汁(ウォート)を作ります。
木製の発酵槽(ウォッシュ・バック)。麦汁(ウォート)にイーストを加えて発酵させ、ウォッシュをつくります。
続いてスチルハウスの見学です。
ここも3基に分かれています。
これが蒸留したてのニューポッドです。
飲ませていただきまいた。すでに骨格ができてましたね。
熟成庫(ウエアハウス)です。
樽に詰められたニューポッドは、ここで何年もかけて自然と調和しゆっくり熟成していきます。
スプリングバンクはダンネージ式で、2~3段で積み上げ、温度や湿度をある程度一定に保ち、
熟成度合いを均等にさせます。
と言っても、人と同じで、同じ環境に育っても個性があるように、ウイスキーも樽によって多少の個体差が生まれます。
それを調和させ安定したウイスキーにするのも各蒸留所の個性でもあります。
ちなみにラック式は次に見学するグレンガイル蒸留所の「キルケラン」です。