GRAHAM’S PORT~Seminar~
シミントン・ファミリーからグラハム・ポートを担当するジョージ・ヌーン氏を迎え、歴史や概要、
製造方法の説明と合わせ、ポートワイン各種のテイスティング・セミナーに参加させていただきました。
シミントン・ファミリーは“Douro Valley”(ドーロ渓谷)最大のぶどう畑を所有(940ha)しています。
① グラハム・ファイン・ホワイトの品種はモスカテルで、中甘口で、トニックウォーターで割るポートトニックがおすすめ!
ホワイトポートは、全体のポートワインのわずか一割程度の生産量と言われています。
② トゥニー10年は、77%のノンヴィンテージコニャックもしくはラマンチャで強化したワインです。
1998年から圧搾は人ではなくロボットを導入してます。開封後は冷蔵庫で二ヶ月が目安となります。
③ トゥニー20年は、淡い琥珀色で、ハチミツ、干しブドウ、ナッツの香ばしさを感じます。
④ トゥニー30年、グラハムのブドウ品種は“トゥーリガ・ナショナル”(カベルネ・ソーヴィニヨンに例えられる)
“トゥーリガ・フランカ”(メルローに例えられる)
“ティンタ・バロッカ”“ティンタ・ロリス”の4種のどれかをブレンド(ボルドー的)して作られます。
ちなみに、ポートワインのブドウ品種は80種類くらいだそうです。
⑤ トゥニー40年は、年間5000~6000本しか生産されず、ポートワインでは40年がマックス熟成。
年数が経つにつれ黄褐色(トゥニー)へと変化します。
⑥ グラハム・シックス・グレープは、ボトルに6つのぶどうマークのデザインは、
かつて高品質のポート樽のみに印されたぶどうのマークに由来します。
⑦ グラハム・ヴィンテージ・ポート2000は、10年に2~3回しかされない希少品。
口に含むと心地よくなめらか。新鮮なブラック・ベリーの香りが漂います。
ボトル内での熟成は、樽熟よりもゆっくりと進むので、より円熟な味わいが楽しめます。
ポートワインのセミナーは初めて参加したのですが、また味覚の幅が広がりました。
ワインに比べ扱いやすいので、少しずつですが、取り入れていきたいと思います!