オリーブの浅漬け&オリーブ酒
毎年この時期になると小豆島産のオリーブの浅漬けが出回ります。
今年は自分で浅漬けを作ろうと思い、オリーブの実を取り寄せてみました。
まずは難しいとされているアク抜きです。
塩水で抜こうとすると数ヶ月かかってしまうのでせっかくのフレッシュさがなくなってしまいます。
そこで、イタリアはもちろん小豆島産の浅漬けでも用いられている苛性ソーダを使ったアク抜きをしたいと思います。
印鑑を持参して薬局へ行きます。
5軒目にしてやっと見つけました。
劇薬なので取り扱いに注意が必要です。
今回は1kgのオリーブなので20gの苛性ソーダを1ℓの水に溶かします。
苛性ソーダは水に溶解すると熱を持つので冷ましてからオリーブを投入します。
その前に一粒味見してみます。
激渋でエグミがあり本当にこれが美味しくなるのか不安な位食べれたものではないですね。
酸化しないように落し蓋の代わりにラップで蓋をします。
12時間後に様子を見ます。
まだ実が硬くアクが抜け切れてないのでもう少し浸透させます。
数時間後によく洗って触ってみると弾力がでてきました。
この辺りで引き上げ、今度は水でアクを抜きます。
2~3日何度も水を替えながら濁らなくなるまでアクを抜いてから味見してみます。
なんと水っぽいながらもピスタチオのようなナッティな味に変わっていました。
なんか美味くいきそうな気がしてきました。
一部(150g)はよく拭いてウォッカに漬け込み、もう150gを最初ジンに漬け込もうと思ったのですが、
ふとシェリーに漬けたら美味しくなるのではと思い急遽変更してみました。
残りの700gは20%の塩水に24時間漬け込み、さらに40%に濃度を引き上げ1週間漬け込みます。
オリーブは初挑戦なので出来上がるのが楽しみです!